「相続税のことが気になる」
「払うのであれば、出来るだけ
節税の準備をしておきたい」
「節税のためにアパートを
建てようかと考えている」
相続税のことが気になる。
払うのであれば、出来るだけ節税の準備をしておきたい。
節税のためにアパートを建てようかと考えている
税理士 塩見
相続税は控除の大きい、つまり多額の税金がかかりにくい特徴があります。まずは「基礎控除」。「この財産額以下なら相続税はかからない」という範囲が大きいのです。基礎控除以下の方が7割を占めるほどです。
ですから相続税は多くの方にとって無縁の税金なのですが、さらに大きな控除があります。
・配偶者控除
・小規模宅地の特例
このふたつの「特別控除」がさらに大きく、9割以上の方々が相続税がかからない要因になっています。
◆確実に特別控除を使うために
効果的に控除を使うことができれば、それだけ大きな節税を受けることが可能です。ただし基礎控除は自動的に考慮されますが、特別控除は使う側が工夫しないとその恩恵にあずかれません。
特別控除は「特定の人が、特定のものを相続した場合」にはじめて考慮されます。つまり「誰が何を相続するか」を事前に決めておくことがポイントになるのです。そこを確定できるのが「遺言」ですね。
遺言が節税のカギとなります。
◆二次相続と相続税
遺言ならば二次相続まで含めて決めておくことができますので、心配はありません。ただし、遺言の作り方で、大きく相続税額がかわるところではありますので、「誰に、何を、どれくらい相続させるか」に修正を加えるポイントになります。財産をこのように引き継ぎたいと決めていても、その結果、相続税額が何百万円もあがってしまうのなら、一考の余地ありでしょう。